パソコン会計・電子会計

電子会計実務検定(概要と初級試験について)

本格的なネット社会を迎え、情報ネットワークがビジネスインフラとして定着し、企業においてパソコン等の情報機器の活用が不可欠となるなか、会計実務においても、パソコンソフト等の活用による電子会計が、業種・業態、企業規模を問わず普及しています。

一方で、企業経営の観点からは、単に会計ソフトを導入し、経理・会計事務の省力化、効率化を図るだけでは十分とはいえず、簿記の理論・知識をもとに、そこから得られる会計情報をいかに分析・活用し、経営に役立てることができるかが重要であり、これを実践できる人材の育成が急務となっています。

また、中小企業においても、経営革新、経営改革を図るうえで電子会計の導入は必須となるとともに、今後ますます、会計情報の開示と説明責任が求められてくることから、自社の会計情報を正確に分析・把握しておくことが必要とされています。

さらに、「e-Tax」による電子申告・電子納税や、「e文書法」による帳簿・証憑書類の電子保存など、ネット社会に対応した会計実務の知識やスキルの修得も求められることから、実践的かつ体系的な人材育成、能力開発の制度が必要とされます。

こうしたことから創設されたのが、日本商工会議所が実施する「電子会計実務検定試験」です。

初級

■出題内容・出題範囲

(1) 電子会計データの流れ

各種原始証憑の見方・取り扱い、会計データの入力、各種電子帳簿書類の出力、電子会計データのバックアップとバックアップデータのリストア(復元)等

(2)電子会計情報の活用

各種電子帳簿書類の見方等

■対象・試験時間・問題数・出題形式・得点

対象:企業の経理担当者、NPO、公益法人などで会計実務に携わる者、および一般社会人、学生・生徒

試験時間:40分

問題数:20問

出題形式:択一式(一部数値記入)

得点:100点(70点以上合格)

■会計ソフト

本検定試験は、実際の会計実務と同様、会計ソフトを起動して施行します。試験で使用できる会計ソフトは下記の商工会議所のHPをご覧ください。

■試験方法と合否判定

試験会場のパソコン等を利用して、試験の自動実行プログラムおよび試験問題を、インターネットを介しダウンロードして実施します。試験終了後、受験者の答案(データ)がインターネットを介して採点され、即時に合否判定が行われます。

■試験会場

商工会議所の認定した「商工会議所ネット試験施行機関」(各地商工会議所および各地商工会議所が認定した大学、専門学校、パソコンスクール等の教育機関、企業)のうち、本試験に対応した会計ソフトが導入されている機関

■試験日

試験会場によって異なります

■受験料(税込)

4,000円

■申込方法

各試験会場に直接申し込み(商工会議所ではありません)

電子会計実務検定

パソコン財務会計主任者試験

「パソコン財務会計主任者試験」は、パソコン財務会計システムに関する正しい知識と実務能力を社団法人コンピュータソフトウェア協会が認定する試験制度です。試験は、パーソナルコンピュータを利用して財務会計技術者の社会的地位の確立と、財務会計ソフトの健全な普及と発展を目指し、実施されています。2級と1級があります。

2級

受験資格:特になし
資格名:パソコン財務会計主任者試験 2級
称号:パソコン財務会計主任者 2級
受験料:4,600円(消費税込み)
試験対象:財務会計ソフトを利用する上で必要なコンピュータおよびパソコンの基本的知識と簿記経理に関する実務上の基礎知識(日商簿記3級程度以上の知識および消費税などに関する基本的な知識)を有し、パソコン財務会計システムの利用を理解し、日常業務ができる能力を判定する。
試験形態:筆記60問 マークシート方式
試験時間:60分

試験科目

●パソコンシステムの知識
財務会計システム、コンピュータの動作と仕組み、ハードウェアの種類と機能、ネットワーク、LAN、インターネット、情報セキュリティと知的財産、時事問題(新技術など:新聞・雑誌などで取り上げられている常識問題として出題)

●企業実務の知識
簿記の基礎、取引と仕訳、帳簿組織と伝票制度、期中取引、試算表の作成、決算の処理、財務諸表・実務経理の一般知識、企業会計の知識、税金の知識とその処理、
時事問題(新税制・法改正など:新聞・雑誌などで取り上げられている常識問題として出題)

●財務会計ソフトの知識
業務ソフトウェアとその種類、財務会計ソフトの役割、業務ソフトウェアと財務会計ソフトの位置付け、コンピュータによる会計作業と手作業の違い、財務会計ソフトの特徴とメリット、財務会計ソフトの基本機能、財務会計ソフト導入(環境整備)までのプロセス、財務会計ソフトの広がり、財務会計ソフトで仕訳データを入力、財務会計ソフトで仕訳データを集計

合格基準:70%以上の正解率

1級

受験資格: 
(1)2級または平成11年度以前の第2種資格取得者
(2)日本商工会議所簿記検定2級以上取得者 ※ (2)は2級試験は免除されますが、2級合格の認定を与えるものではありません。
上記の条件を満たしていない方で1級試験を受けようとする方には、同日に1級と2級を併願受験する方法があります。 

資格名:パソコン財務会計主任者試験 1級
称号:パソコン財務会計主任者 1級
受験料:8,400円(消費税込み)
試験対象:財務会計ソフトを利用する上で必要なコンピュータおよびパソコンの応用知識と簿記経理に関する実務上の体系的知識(日商簿記2級程度以上の知識および各種税務などに関する基本的な知識)を有し、パソコン財務会計システムを活用した会計業務に関し、指導者的な立場で管理、運用ができる能力を判定する。
試験形態:実技30問 記述式
試験時間:120分
試験科目
●財務会計ソフト操作
(会社データ作成、導入処理、日常処理、月次処理、決算処理、年度更新処理、集計・分析その他)

合格基準:60%以上の正解率

●1級実技試験の受験方法について

1級の実技試験の受験方法には、  
1. 会場に設置のパソコン財務会計システムを選択して受験する一般受験
2. 受験者本人がパソコン財務会計システム(財務会計ソフトとノート型パソコン)を持参して受験する持込受験 の2通りの受験方法があります。

パソコン財務会計主任者試験

コンピュータ会計能力検定試験

企業で実際に利用している会計ソフトを用いた検定試験です。会計事務の日常処理に重点を置いているため、就職試験で「何ができるか」をアピールできます。入力処理とチェックに重点を置いた「初級」から意思決定支援に有用な情報を提供できるスキルとしての「1級」までの4レベルで実施します。

●試験の内容・合格条件

初級

会計ソフトの基本的操作、仕訳と起票、試算表のしくみ、帳簿の種類と体系、現金の出納に関する日次処理、仕入れに関する日次処理など

3級

商取引の基礎知識、財務諸表の基礎知識、入出金処理、残高照合、月次決算、売上状況、代金回収状況のチェックなど

2級

会計ソフトの知識、法人税・消費税等の知識、導入処理、年次決算、繰越処理、予算管理、経営分析、損益分岐点分析など

1級

資金管理(見積実績比較資金繰り表)、キャッシュフロー分析、キャッシュフロー計算書、利益計画(セグメント別損益計算書)など

実施方法:筆記及びコンピュータ操作によって行う

合格条件:各級とも100点満点とし、得点70点以上

受験資格:制限はありません

試験日時:第15回:平成19年12月 8日(土)全国一斉

試験時間
1級 10時00分(120分) /2級 15時00分(90分) /3級 13時00分(90分) /初級 10時00分(60分)

試験会場:協会が指定した全国各地の専門学校

受験料(税込)

1級 8,000円 /2級 6,000円 /3級 3,500円 /初級 2,000円

申込期間

試験会場(専門学校)での申し込み

第15回:平成19年10月15日(月)~11月12日(月)

※2つの級を受験することもできます。

合格発表

試験日から1週間以内に、試験会場(専門学校)で発表します。ただし、1級については1か月以内とします。

コンピュータ会計能力検定試験(全国経理教育協会)